『Resilience in Rural Medicine ―地域医療における適応力とは―』
今月の『Be a Better Doctor(オーストラリア指導医とのグループディスカッション)』は、イーウェン・マクフィー先生が講師。
家族旅行でデンマークに滞在しているにもかかわらず、わざわざ時間を割いてくださいました。
イーウェン先生は、27年間にわたりクイーンズランド州エメラルドの医療を支えてこられたGP産婦人科医。
10年間も地域唯一の産婦人科医であった時期もあるそうで、離島やへき地で働くことの大変さと真正面から向き合ってこられた方です。
そんな先生が定義する “Resilience(適応力)” とは?
――「医者は、すべての結果に対して責任を取ることはできない。しかし、その結果をどう受け入れるか、あるいは、どう対処するかは決めることができる」
――「1人で闘うのではなく、同僚や家族など、周りに築き上げたチームと一緒に闘うのである」
離島に赴任してから3ヶ月目を迎えた「RGPJ」第1期生の悩みに穏やかに、そして真剣に耳を傾けてくださり、経験に裏打ちされた適切なアドバイスと、力強い励ましのメッセージを送ってくださいました。
今回も、1時間におよぶ貴重なレクチャーの一部をシェアさせていただきます。是非、ご覧ください!
なお、来月15日と16日の2日間、千葉県銚子市の島田総合病院にて開催されるワークショップでは、イーウェン先生のほか、日本各地から駆け付ける専門医による指導の下、どっぷりと “手技強化トレーニング” を行います。
銚子の穏やかな海と吹き抜ける青田風も、今から楽しみです。
This time, we were happy to invite Dr. Ewen McPhee as an instructor to our “Be a Better Doctor”, the monthly online discussion that is supervised by Australian Rural GPs, and be given a talk about “resilience in rural medicine”.
Thankfully, he shared, without stint, his philosophy with us that he formed in his long journey of working in rural communities.
In the lecture, he listened carefully to registrars sharing their stories, and gave advice on “how to be a better doctor and better human being as well”.
Next month, he and his wife is to visit Japan in order to supervise registrars at the workshop focusing on enhancing skills and techniques.
I look forward to hosting them and hope that they could enjoy a short stay in Choshi-city, Chiba prefecture.