『ウェビナー報告日誌 2024 vol.1 ― プライマリケア総論 ―』

 

「離島やへき地でも活躍できる医師」を見出し、育み、輪を広げていくことを理念に掲げて邁進を続けてきた『Rural Generalist Program Japan(RGPJ)』。

 

 

その「第8期」となる7名の研修生方が、いよいよ今月より実際の離島やへき地にて研修を開始する運びとなりましたが、今期からの新たな試みの一環として、ウェビナーについても刷新が図られることとなりました。

 

 

 

 

 

 

そして今回、新たに開幕を迎えた講座こそが『Primary Care』であり、その内容も「自身の所属する医療機関・地域におけるプライマリケアの実践」「研修の修了後におけるプライマリケアの実践・学習の継続」を現実的に実現するための支援を最大の目的としたものに。

 

 

 

また、講師もすべて「RGPJの修了生」が担当する点も本講座の大きな特徴のひとつ。

 

経歴や得意とする領域をはじめそれぞれに異なる背景を持つ医師として、何よりかつて同じ研修を潜り抜けた経験を持つ“先輩”として新たな道を歩み始めた“後輩”へと、離島やへき地における医療の「現状」や「現実」を踏まえた実践的な教えが伝授されることになります。

 

 

 

 

「Primary Care」の目的 

 

レクチャーの「到達目標」

 

 

 

1.

  「目の前に来た患者の困りごとを診る」から

  「目の前に来た患者の気付いていない問題を探し出すことができる」へ

 

 

2.

  「受診していない人も含めたコミュニティを診る」ことができるようになる

 

 

 

 

 

 

 

 

『プライマリケアは幅広い。すべてを一人で行うことは時間的・物理的にも困難。だから「仲間」が必要となる。RGPJを通じて「プライマリケアの担い手」となり、その仲間の輪を広げるお手伝いをしてほしい。』

 

 

これは講義の最後で研修生方に贈られた激励であり、また同じく離島・へき地で医療に携わる者としての痛切な願いから生まれた言葉でしたが、今回こうして『Primary Care』のような形態のウェビナーが実現できたのも、ひとえにその「仲間の輪」が着実に広がってきたおかげと言えるのかもしれません。

 

 

 

 

ゲネプロとしてこれまでに積み上げてきた時間や仲間と紡いできた想いのささやかな結実を感じさせる、そんな講義の幕開けとなりました。

 

 

 

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