インド人医師が語る貧困地医療とネパール震災の現実
2015/06/16
IFMSA-Japan
Asia Community Health Project
「当時我々にはお金はなかったが、大きな夢があった」
軽自動車に往診カバンを積みこみ、インドの片田舎に行った。
噂は少しずつ広がり、多くの患者が訪れはじめた。
しかし食事や水やトイレの問題で解決できる問題がほとんどで、
それからはトイレを作りはじめた。感染症が減りはじめた。
「ヘルスセンターをつくるよりも教育を」
「子供たちが将来この地域を救う」
と今度は学校を作りはじめた。
文字が読めない家に育ち、月3000円の里親制度で立派に大学を卒業した。
これからは地元のために働きたい、女の子は言う。村が動きはじめた。
インドのへき地医療は、我々の知識では到底太刀打ちできない。
しかしDr.Sujit は言う。
「仲間がいて、希望があれば、夢は必ず実現する」
夢がいまでは歴史に変わった。
2人のノーベル平和賞(マザーテレサとグラミン銀行の創設者ユヌス医師)と働き、
人を癒すとは何かを問い続ける Dr.Sujit は途上国医療のロールモデルになりたいと、力強く言った。