産婦人科医療

やはりへき地は産科問題が常にある。

 

しかしここEmeraldは子供の数も多いし、学校もいくつかある。

教育には幸い困ってはいないらしい。

その分、年間400人の赤ちゃんが産まれる。

うち帝王切開もあるし、もちろん緊急帝王切開もある。

新生児の蘇生もするし、もはやGPの粋を超えている。

 

Emerald hospital の手術室。

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大病院の手術室となんら遜色はない。

一般外科の手術や予定帝王切開、皮膚がんの難しい症例など、Rural doctor が出来る手術、総合外科医が出来る手術、そしてFlying specialist なる、非常勤で来る専門家が手術をしたりと、手術室のスタッフはどんな手術でも基本的には対応できる、いわゆるGeneral nurse である。

会うとわかるが、なんともいえない余裕感、静かな雰囲気は、ドクターコトーの甑島の看護師さん達を思い出させる雰囲気である。

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彼女は4年目のフェロー、つまり1年間のInternがあるので、卒後5年目(PGY5)となる。

Rural GP pathway で研修を受けており、専門技術研修(AST advanced skill training)は産科(obstetrics)を選択しているので、もうひとりで帝王切開をしていると。

ログブック(log book)に従って症例を積み重ねていくので、婦人科の手術よりも、はるかに多く産科の研修が出来るというわけである。それだけ、指導医や周囲のスタッフの理解があるとも言える。

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Ewenのクリニックにもエコーが何台かあり

「ここにはエコーがあって…」みたいになんとなく通り過ぎたエコーに、経腟用のプローベがついていた。

「えっこれは…?」「えっ婦人科のだけど…何か?」みたいなやりとりは何度もあった。

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