『ウェビナー報告日誌 2024 vol.12 ― 「こどもの食物アレルギー」 ―』
2025/02/28
広範な診療科の垣根を超えた、経験豊富な講師陣から「総合診療医として闘うための武器」となる手技や知識を伝授していただくための、『Rural Generalist Program Japan(RGPJ)』の研修ウェビナー。
今回は、国立病院機構相模原病院の小児科より岡藤 麻未先生を講師にお招きし、『小児科』の中でも特に「食物アレルギー」に焦点を当てた講義をしていただきました。
様々な面において成人した患者とは異なる判断や処置が求められる小児科ですが、その中でもちょっとした対応の遅れが重篤な症状へと繋がりやすいと言える「食物アレルギー」。
実際にこれまでの実体験や『RGPJ』での研修などを通じて、その見極めの難しさや専門性の高さをよく知るだけあってか、講義に耳を傾ける研修生たちの顔はいつにも増して真剣そのものでした。
また、講義の内容や使用されたスライド資料も、小児患者とその家族はもちろん、専門外の医師が診察・処置中に抱きがちな “不安” をも熟知される岡藤先生ならではの、細かいところにまで行き届いた内容に。
さらに講義の半分は質疑応答に充てられるなど、岡藤先生の指導を通じては、研修生たちの疑問や不安について丁寧に解消が図られることとなりました。