『ウェビナー報告日誌 2024 vol.9 ― 「離島医療の醍醐味」 ―』
『離島で活躍できる総合診療医』に必要な手技や知識について、経験豊富なベテラン指導医陣から伝授していただくための『RGPJ』研修ウェビナー。
今回の講義にあたって銘打たれたのは、『歴史から掘り下げる島医者の醍醐味』。
沖縄の離島を主軸に、長年にわたり離島医療の現実を第一線で見つめ続けてきた本村 和久先生を講師にお招きし、離島医療の抱える課題とその克服などについてお話いただきました。
数々の実体験に基づいた先生のお話からは、離島で医療に従事し続けることの「難しさ」や「大変さ」は当然のことながら、むしろそれと同じかそれ以上に “だからこそ” の「やりがい」や「面白さ」のような、ポジティブな想いが強く伝わるようでした。
実際、現在は離島を離れて福岡県小郡市にて在宅医療に従事されながらも、「離島を離れこそすれど、ライフワークとして離島のよさを伝えたい」と語る笑顔がとても印象的な本村先生。
最後に設けられた質疑応答の時間でも、『RGPJ』を卒業したOBの先生方も混ざっての盛り上がりを見せ、「離島医療」という大きな枠組みの中で、世代や分野の垣根を超えたバトンリレーが行われたような時間となりました。