離島・へき地研修プログラム研修生募集

研修プログラム生募集タイトル画像

離島・へき地研修プログラム
第9期生(2025年4月~)募集中

2025年4月からの研修開始に向けて、病院見学およびプログラム参加の希望者の募集を開始しました。15ヶ月間限定で、全力で夢にチャレンジしてみませんか? 新しい環境に身を置き、自分の弱点を見つめ、必要な手技や知識を獲得し、強化するプログラムです。

今はまだ実力が備わっていなくても、たとえまだ自信が持てなかったとしても。地元に戻り、新たな一歩を踏み出すことも可能です。

第9期生 募集要項

第9期生 募集要項

募集期間
2024年4月~
応募資格
初期研修修了者(年齢制限はありません)
研修期間
15ヶ月間(※3ヶ月間の海外研修を含む)
プログラム概要
詳細は【研修プログラム】ご覧ください
給与
各病院の規定によります
研修補助金
年1回の海外学会への参加時には、「最大30万円」の補助があります。
また、研修修了後のエレクティブ研修(※最大3ヶ月)参加時においては、「最大50万円」の補助があります。
選考の流れ
申し込みを受理した時点で、まずゲネプロと面談(オンライン面談も可)を行っていただきます。
その後、病院見学をしていただき、病院長、事務長との面接を経て、最終的な決定に至ります。
応募方法

宛先:info@genepro.org

  • ―記載事項―
  • ①氏名
  • ②所属先・診療科
  • ③医師経験年数
  • ④備考(簡単な自己紹介など)
FAQよくある質問ページへのリンク画像
オンライン相談会ページへのリンク画像

研修病院

研修病院

 関東

千葉県匝瑳市

匝瑳市民病院

匝瑳市民病院地図・外観写真※クリックでGoogleMapが開きます

定員
1名
研修概要

99床の病院で、内科を中心にした外来・病棟・在宅診療を学びます。

病院の規模が小さいので手術を含めた視野から内視鏡(経鼻、経口、下部まで)を外科医と一緒に学べるほか、手術内容を熟知した主治医から緩和ケアをも学べることが、本研修の特徴です。

また、内科は、コモンな疾患はもちろん、呼吸器や神経内科の疾患に強く、気管支鏡検査や神経難病の訪問診療も行なっており、病院が一丸となって事に当たる様は、まさに「ザ・スモールチーム」といった風情です。さらに希望者は、ヘルニアや消化器癌といったコモンな手術に一緒に入りながら、腹部疾患を外科的な視点から学ぶことも可能です。

千葉県勝浦市

医療法人SHIODA 塩田病院

定員
1名
研修概要

「世界に近い地域医療を学ぶ場」

地域医療を学ぶ場所として、ある程度症例がないことには学びになりません。
そのためには一定数の人口が必要です。塩田病院のある地域は、医療圏カバー人口が45000人程度であり、3次医療機関までも救急車で30分で搬送することができます。

一方でそのほかに医療機関がないため、高齢者の診療を中心に対応することになります。3次医療機関への搬送以外の救急車を9割ほど受けています。年間1500台弱の対応となります。日中は、内科系を中心に臓器関係なく対応する状況で、夜間は外傷対応も行います。

小児診療については、この医療圏で唯一の小児科クリニック(外房こどもクリニック)と連携して、希望に応じて週1または2週に1回の研修も可能です。

勤務体制についても基本は10連続勤務+4日間連続休みのシフトで、勉強会や学会参加もしやすい体制です。

また、この塩田病院は、ゲネプロのRGPJ卒業生である青木信也先生が指導医を担当してくださっています。RGPJ1期生として上五島病院で研修されたのちにオーストラリアクイーンズランド州のへき地にある3つの病院を視察され、教育方法や働き方などを持ち帰り、日本式にアレンジして塩田病院で実践されています。
今後、日本のへき地・離島医療を牽引していく先生のもとで学ぶことができます。

 中部

岐阜県恵那市

市立恵那病院

市立恵那病院地図・外観写真※クリックでGoogleMapが開きます

定員
1名
研修概要

199床(一般急性期病床148床、回復期病床51床)で運営される恵那病院では、恵那市のほか、隣接する多治見市と瑞浪市、土岐市および中津川市を加えた5市から成る医療圏から、様々な症状を抱えた患者を受け入れています。

病院を挙げて「総合診療医」の育成に力を入れているため、特に「病院としての総合診療」を学ぶことができるほか、1次から2次までの「救急医療」の研修や、リハビリを中心とした「整形外科」の研修を経験することも可能です。

また、病院独自の特色として、「産婦人科ブロック」などの「女性診療」研修や、「小児科(特に外来および新生児)」研修も提供されていることに加え、病院の近隣にある「地域医療振興協会」の運営する病院や診療所、老人保健施設でも研修を受けることができます。

そのほか研修中には、内科における「内視鏡研修」など、様々な「専門診療」まで経験することも可能。

各科間の連携が強く、診療科間の垣根が低いことから、困ったことや分からないことなどがあればすぐに相談することができるほか、医師以外のスタッフも総じて「研修医・専攻医を育てよう」という意識が強く、「周囲と協力しながら一緒に学び合える環境」が整っている点も、大きな魅力の一つです。

 四国

高知県宿毛市

大井田病院

大井田病院地図・外観写真※クリックでGoogleMapが開きます

定員
2名
研修概要

本研修では、小児から高齢者までの幅広い内科疾患や外科的処置を学ぶことができます。

指導医を務める外科兼救急医の田中院長の下、知識や臨床能力を十分に発揮できる環境が整えられており、「臓器に特化しない総合的な医療」が展開されています。

また、訪問診療や地域包括ケアへの積極的な参加を通じ、総合診療医としての多角的な視野の獲得や、「地域を診る」ということを意識した内容の研修を行うことも可能です。

 中国

島根県益田市

益田地域医療センター医師会病院

益田地域医療センター医師会病院地図・外観写真※クリックでGoogleMapが開きます

定員
1名
研修概要

医師会病院では、外来診療(主に医師会の開業医の先生方からの紹介外来)、健診(主にカメラ・エコー)、病棟管理(内科系)を学びます。

また、本研修の特徴でもある、ベテラン開業医による指導においては、耳鼻科・皮膚科・整形外科・泌尿器、そしてプライマリヘルスケアの現場に必要な家庭医(通常診療に加えて、漢方・学校健診・小児科・糖尿病指導、ワークライフバランスなどについても詳しく学べる)を選択しながら、自分の強化したい分野を学びます。

ジェネラリストを目指す医師を対象しており、医師としての「診療の幅を広げる」ことや「苦手分野を克服」すること、あるいは将来、開業を目指す方に適しています。

 九州・沖縄

長崎県上五島町

上五島病院

上五島病院地図・外観写真※クリックでGoogleMapが開きます

定員
内科、整形外科、プライマリスポーツ医学&整形、診療所:全体で4名
※細部についてはお問い合わせください。
研修概要 ①

【内科】

ゲネプロが提携する研修病院の中では唯一、「総合診療プログラム」に参加することが可能な研修です。また、総合外来や病棟管理に加えて、内視鏡のトレーニングも可能であるほか、附属診療所での外来診療も担当できます。

自分たちで診療し、どこからはドクターヘリで搬送すべきか」など、自分自身の診療の範囲をしっかりと見極められるように訓練できる環境が整っています。

研修概要 ②

【整形外科(プライマリスポーツ医学&整形)】

ジェネラリストのためのスポーツ医学・プライマリ整形を学ぶプログラムです。

現地指導医の一宮邦訓先生(上五島病院院長)をはじめとし、プライマリ・スポーツ担当として、スポーツ医学の最先端をいく米国より猿渡淳先生(タフツ大学整形外科)、及びプライマリ整形の指導医に藤井達也先生(アンカークリニック船堀)にはオンラインにて指導をしていただきます。

「家庭医」「整形外科医」そして「スポーツ医」として、1年間プライマリ・スポーツ&整形を学べます。

 上五島病院の研修紹介(動画)

動画・上五島病院研修紹介のサムネイル

福岡県宗像市

コールメディカルクリニック福岡

コールメディカルクリニック福岡地図・外観写真※クリックでGoogleMapが開きます

定員
2名
研修概要

福岡県宗像市での在宅医療と鹿児島県薩摩川内市下甑島での離島診療の二本立てのプログラムです。

宗像市は福岡市と北九州市という2つの政令指定都市のちょうど中間に位置し両市にアクセスしやすいベッドタウンです。

訪問エリアには宗像市・福津市・岡垣町などの行政区があり、域内人口約20万人の地方都市で、高齢者・緩和ケア・障害者など全て対応します。在宅医療の基本的な治療・知識・多職種連携、緩和ケア治療、医療的ケア児への治療や病診連携、ACPを始めとする対人コミュニケーションなどバランス良く学べます。

甑島は鹿児島県西部に位置する離島群です。

人口は全島あわせて約4000人、下甑島は約2000人が住む島です。宗像市からは在来線・新幹線・フェリーを乗り継いで約半日ほどかかります。

下甑島南部に所在する手打診療所はDr.コトー診療所のモデルとなった19床の有床診療所です。

診療所には放射線技師もいないため医師が自らCT機器の操作をします。緊急時の搬送手段もフェリー・漁船・ドクヘリ・自衛隊ヘリなど幅広いのが特徴です。

*コールメディカルクリニック福岡では、『Dr.コトー診療所』のモデルとなった鹿児島県下甑島の手打診療所の代診事業もしています。来年度も代診事業は継続になる可能性がありますので、定期的に離島医療も学べるような体制を構築していきます。